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アルクレポート!ググっても出なかったので。

このコーナーは、アルクシアターメンバーに様々なインタビューをしたものである。
普段メンバーが思っている気持ちや野望などを根こそぎ聞き、記事にまとめました。
良かったらご覧下さい。



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丹羽 亮仁

【背中で語る男】

アルクシアターの看板俳優、丹羽亮仁。表でも裏でも劇団を支える実力者の素顔をインタビュー。大きな体の中に秘められた思い、役者人生の中での出来事、様々な体験談がここに語られた。


「歌や踊りはダメだったけど、朗読は良いと褒められた」

Q.演劇をはじめたきっかけは何ですか?

暇だったんだねぇ(笑)あまりレベルの高い高校ではなかったので、進学をする人がほとんど居なかった。
学年では頭が良い方だったから、就職や専門学校は、行こうと思えば行けたんだけど、歴史や哲学を学びたくて、大学に行こうと思った。でも、特に勉強もしていなくて、高校三年生の時に「大学に行きたい」と先生に言ったら、「お前は馬鹿か。気が狂っている。」と言われてしまった。それでも受験したら案の定受からなくて、これからどうして行こうか困ってしまった。
ある時、深夜ラジオを聴いていたら、ある役者さんが話していて、「今、声優になりたい人が沢山いる。だけど、声優に一発でなりたいという人が多い。どうして芝居をやらないのか。身体表現など、あらゆるものは舞台演劇だ。」と言っていた。
その時、僕は「お芝居」という職業があることを初めて知った。
今まで全然興味がなかったけど、世の中にはそんな楽しい事があるんだな、と思っていた時に読んだ新聞に『劇座』の養成所の広告が載っていた。「あ!これじゃん!」と思って応募してみた。
オーディションでは、踊らされたり、歌わされたりした。
当然経験がないから、ダメだったんだけど、劇団員の人から「朗読は良い」と褒められた。
周りは自分より上手い人ばかりだったからオーディションには受からないと思っていたけど、何かの間違いで受かった。
それで一年間行く事になったのがきっかけ。


「物凄く緊張していた」


Q.初舞台の思い出を教えて下さい。

養成所で授業を受けてたんだけど、入って一ヶ月くらいの時に五分だけ時間をあげるから、何か好きなものをやれ、と言われた。
フリーダムな環境で審査されたんだけど、僕はツアーコンダクターになって、色んなものを紹介するっていうものをやった。
物凄く緊張して、ほとんど覚えていないけど、それが初舞台といえば初舞台かな。
それから、3ヶ月後くらいに中間発表があって、ちゃんとしたお芝居を初めてした。


「打ち上げのその場で、研究生になると決断した」

Q.印象に残っている出来事は何ですか?

養成所の卒業公演で喜劇をやったんだけど、良い役をもらって、芝居での人間関係のドタバタ感やアクションを必死になってやった。
僕の役は、その時演出で講師をしていた先生が初めて演じた役だったらしく、ものすごく厳しかった。
その時は毎日落ち込んでた。でも、卒業公演の出来としてはすごく良くて、お客さんもいっぱい笑ってくれた。
うちの劇団は卒業すると審査があって、受かれば研究生になれる。研究生で何年か過ごして、そろそろ良いだろう、と思われれば、次に準座員というものになれる。それでさらに修行を受けるとやっと座員になれる。
卒業公演の打ち上げの時に、座長に「これなら全員、研究生に上げたる!」と言われ、僕も気分が高揚していたから、その場で研究生になる事を決めた。それから今に至るね。

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