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【その1】

 

 

劇団アルクシアター第三回公演『WishBreath〜世界は希望を呼吸している〜』

無事終える事ができました。

これもひとえに、スタッフの皆様、協力していただいた皆様、そして観にきていただいた皆々様のおかげです。

今回キャストの多くが一番苦戦したのはやはり手話表現。

一つ一つの言葉がとても繊細で、表現するのはとても難しい。
でもだからこそ真剣に真っ直ぐ取り組めた今回の舞台。

なんて今まで真剣じゃなかったみたい。

いやいや我らはいつ何時でももう突進ですから。

又八ワールド炸裂の舞台を得とご覧あれ!!

 

オープニング。
タンスの上の人形達が踊りだす♪


「 WishBreath」のテーマソング。
きれいなハーモニーでお客さんの心をわし掴み!?

素敵な歌です!

   
 

主演の佐々木和代。
今回は明日香という名前のおばあちゃんの物語。
自分の余命が少ない中、
希望を持って生きることを伝えてくれる。
感動作品がまた一つ生まれました。
スペシャルゲストの野村知未さん。
ろう者でありながら、見事天使の役を演じてくれました。
野村さんの手話表現は、とても心に伝り感動をあたえてくれます。この公演をきっかけに、少しでも手話に興味を持ってくれた人がいれば、嬉しいですね。

スペシャルゲストの志乃舞優さん。
今回の曲の振り付けはもちろん、踊り子人形としても出演していただきました。生で見た人はそのダンスの凄さにしびれたと思います!魅力的な衣装にも目を惹かれました!!

プロデュース公演『ピノキオ』で一度登場した「廃の人形達」
さらにパワーアップして帰ってきました!
可愛さ満点!元気さ満点!
今回はアクロバティックにも挑戦!見事伝説を作りました!
左から、岩男匡哲、中友真矢、神楽靖之助

倅役の山口大輔を戦争に送りだす家族のシーン。
戦争マーチの音楽にのせ旗を振るこの集団。
シュールでした。

左から、ありさ、客演の今藤弘行さん。
この二人の役は・・・死神。
余命わずかのおばあちゃんのもとに現れたけど、まるでドタバタコメディー。二人のやりとりには笑えました。

絶望の中激しく踊りあう二人。
白の衣装が、客演の藤田寿子さん。隣が志乃舞さん。
華麗に舞う蝶のようでした。この二人のダンスは鳥肌ものです。

左から、ろう者の比佐子役を演じた山口沙織と、若かりし明日香役の杉野実奈。
これは明日香の結婚式前のシーン。
稽古では、山口沙織は歌唱指導、杉野実奈は手話指導と、二人とも先生です。

左から、明日香の元彼役、上田吉政と明日香の父役、丹羽亮仁。教会での式の挙げ方を知らない父の健一。たまたま結婚式場のマネージャーだった井戸山に挙げ方を教わるシーン。
この二人のやり取りは爆笑ものです。

テーブルに隠れて、不器用だった父の思いを聞く明日香。
真ん中の大きいのは、たまたま巻き込まれた手話の出来るスタッフ役の福田勝明。比佐子に手話で伝えているシーン。
福田はみんなに手話がうまいと、稽古の時から褒められていた逸材!出来る子福田だ!
結婚式のシーン。娘を送り出す父の胸には、生まれた時の思い出、幸せだった時の思い出、そしてこれから自分の元を離れる娘を目の前にして、なんとも言えぬ寂しさがこみ上げてきただろう。しかし、新たな人生を歩み出す娘に精一杯の優しさを送る父親の姿には涙した人も多いのでは。
「廃三人組」の人形。
愛くるしいその容姿と動きに萌え萌え!
一つ一つ手作りの人形。職人技です!
左から、明日香の孫の美紀役、小川千歳と美紀の母親役、中西桃子。高校生でありながら妊娠してしまった美紀の気持ちに初めて気づく母。娘の苦しかった気持ちに気づくことができず、母としての不甲斐なさや悲しみが伝わってくる切ないシーン。
左から、幼い比佐子役の客演、大野明子さんと、幼い明日香役の角真里奈。手話を通じて仲良くなった明日香と比佐子。お互いがお互いを必要としていて、とても理想的な仲の二人です。友達はかけがえのないもの。それが伝わるシーンです。
ラストに向けて、明日香を送りだすためにみんな登場!

天国への階段を登る明日香。

声が出なくなり、最後は手話で「出合ってくれてありがとう。さようなら。」とメッセージを残す。

「希望溢れる世の中」だと、最後に手紙を残し逝ってしまった明日香。それを読み、心に湧いた思いをかみしめる美紀。感動のラストシーンでした。

PHOTO by 岡部 直美